当社の生産部門は、「食品製造」、「食品包装」と「化粧品等製造・包装」の担当に分かれており、各々が担当業務に責任を持って作業に取り組んでいます。
全員が共通する意識として、
『お客様に満足していただける、高品質で安全・安心な製品を提供する』
ことを第一に考えながら作業にあたっております。
これから当社の看板商品である「ミキプルーンエキストラクト」を例に、生産部門におけるこだわりをご紹介します。
使用する原料のドライプルーンは、カリフォルニアで栽培し、ドライプルーンに乾燥させた状態で日本へ送られてきます。日本へ送られるものは、現地の第三者機関による検査に合格したものだけが対象となります。第三者機関の検査では、異物はもちろんのこと、枝や葉もほとんど付着していない高品質なドライプルーンだけが合格と判断されます。
そのような厳しい検査をされた原料であっても、当社では使用前に作業員が原料のすべてを一粒ずつ目視で確認する選別作業を行います。
また、商品をお届けするために必要な瓶や箱といった包装材料においても、一つ一つ作業員の目視やセンサーによる厳しい確認を行っています。
お客様には“素材の味をそのままに栄養バランスを壊さず、安全で安心なプルーンを食べて頂きたい”という想いで、食品添加物を一切使用せずにドライプルーンと水のみで製造しております。
ミキプルーンエキストラクトは、いくつもの工程を経て出来上がります。
その工程の中には
などがあり、どの工程にも巨大な機械や装置を使用しますが、ただ単に機械の設定をすれば出来上がるものではなく、原料・天候・気温・機器類など様々な条件を基に、機械や装置の繊細な調整を行っています。
また、変わらない味であることを裏付けるには、理化学的な数値による規格があり、その規格の上限でも下限でもなく、常にベストな状態へ妥協することなく仕上げます。
これらの作業には日々の変化を敏感に感じ取れるようになるまでの経験が必要不可欠です。
原料や工程へのこだわりも重要ですが、食品を生産する上で基本としていることは清掃作業です。
原料が直接触れる機器の洗浄では、洗浄漏れ等が無いよう、洗浄作業後には必ず作業員と品質管理グループによるダブルチェックを行っています。
このように原料の安全性だけでなく、使用する機器や設備においても清潔であるか、作業員が安全に作業を行えているかなどを常に考え、話し合い、改善できるものがあればすぐに行動に移します。
当社ではそういった改善活動を個々の作業員だけでなく、会社全体で真摯に取り組んでいます。
当社では一度に膨大な量を製造することが出来ますが、お客様にとってはたった一つの商品であり、それを手に取り喜ばれる姿を思い浮かべながら、生産作業だけでなく、設備機器管理においても、さらには清掃作業においても“プロ”でなければならないと、作業員全員が自覚し、これからも日々の業務にあたってまいります。